「あ〜苛々する。神威、一発殴らせなさい」


「は?なぜお前に殴られなきゃいけないんだ」


「遅れた罰だ。目、つむりな……さ……」


南の手が止まり、ある一点に視線をずらす


「か、か……」


そして美月の頬に軽くふれる


目を見開いてきらきらと輝きだした


「可愛い!なんなのこの子!かなり可愛いんですけど。もしかしてあんたの嫁!?」


「……そうだけど?」


「な、名は?名はなんて言うの?」


「……ばーか」














もちろん南に殴られた神威だった