改めて思った


こんなにも愛らしい女のためなら、俺はどうなってもかまわない


「なぁ、美月。今から出かけないか?」


「え?今からですか?」

「あぁ。行きたいところがある」


「わかりました。それで、どちらに?」


1日の半分は終わったから近場だろう予想していた美月に、神威はとんでもないことを言った


「都にいくぞ」


「都!?神威様、それは危険です」


「なぜだ?そなたの故郷だろう?」


「そうですが……」


たしかに都に再び行くことができるのは嬉しい


だが、今は状況が違う