鬼に愛された女



「神威様が医師をお呼びになられたのですか?」

「あぁ。昨日は二度も倒れたと近江に聞いたから、心配でな」


「お気遣い、ありがとうございます。……それから神威様。わたくしたちはまだ祝言をあげてはいないのに、なぜ祝いの言葉を言われたのでしょう?」


美月は首を傾げて神威に尋ねる


神威は美月の髪をもてあそびながら、その質問に答える


「だって美月と俺、夫婦の契りを交わしたじゃないか」


「?……あっ、まさか……!///」


「俺たち鬼は、夫婦の契りを交わした時点で立派な夫婦になる」


神威は美月の髪に唇をあてて優しく微笑む


「どうしてそれをみなは知っているのですか!?///」