鬼に愛された女



「謝らないでくださいまし。わたくしは大丈夫ですから」


「それではダメだ。ダメなんだ」


神威は頭を上げて美月を見つめる


苦しそうに見つめられると、美月の心も苦しくなった


「神威様……。わたくしは神威様を一番に想ってます。だがら……神威様のおそばを離れたくはありません」


涙で顔を濡らし、神威の胸に自ら飛び込み、顔をうずくめる


神威の着物を涙で濡れてしまうが、そんなことを気にしていられなかった


「……愛しております」

神威の顔を見つめ、今の自分の想いを正直に告げる


「愛して……ひっく、おりま……」


最後まで言わせないかのように、神威が美月の口を塞ぐ