鬼に愛された女



「え?」


気づけば書物は床に散らばり、かわりに美月が白雲に抱かれていた


「白!どうしたの?」


「俺はお前が好きだ。主の、友人の妻だからあきらめようとした。けどできなかった」


締め付ける腕の力は強くなり、声に切なさを感じる


「俺じゃ、駄目なのか?」


「……白。わたくしの気持ちは変わりません。わたくしは神威様が好きなのです」


「……美月」


「だからその思いは捨ててくださ……んっ!」


自分に対する気持ちを捨ててほしいと伝えようとすると、白雲は深い口づけを美月に与えた


「ふっ、んんっ!」


舌はねじ込まれ、絡みついてきた