鬼に愛された女



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「いつになったら白雲は美月をあきらめてくれるんだ」


先ほど白雲に終わった仕事を出し終え、神威は私室に戻っていた


本当は美月の所に今すぐにでも行きたいところだが、心を落ち着かせていかないと、美月を壊してしまいそうだ


美月、会いたい……


美月のことで頭をいっぱいにすると、苛々が段々落ち着いてきた


「……よし。行くかな」

立ち上がった時に、鋼が声をかけてきた


「頭領」


「どうした?何かあったか?」


「じつは、頭領の恋人と名乗る者が現れまして……」




は?なんだって?