+--+--+--+--+--+--+--+ 目が覚めれば、見覚えのある天井が見えた 「わたくしは……」 身体を起こして自分の様子をうかがう。 どうやら美月を、誰かが布団に寝かせたらしい わたくしはなにか大事なことを忘れているような…… 顔を手で覆って頭の中を整理すると、"恋人"と、いう言葉が美月の頭の中でよぎる 「そうだ。あの人のことを神威様に聞かなきゃ」 起き上がるが、足に力が入らない だが、そんなのを気にしている余裕はない はやく、神威様に会わなくては そして聞かなきゃ