「おい、鋼(こう)はいねぇか」
俺が鋼の名をだすと、近くにいた女房らは走って鋼を探しに行った
「あ、白雲。お前は人間を鬼化させた鬼を呼び出せ。いいな」
白雲を指さすと上機嫌で部屋をでようとすると
「神威、まさかおまえ……」
「あぁ、そのまさかだ。今夜出陣だからお前も準備しろよ」
「だが結界はどうする?安倍晴明の結界はそうかんたんに破れるものじゃないぞ」
「ん?心配するな、俺に任せろ」
自慢気に笑うと今度こそ部屋を出て行った
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