「白雲。お前は信頼できる友だ。大事な友からの頼みなら何でもかなえてやりたい」


神威は白雲の胸ぐらを乱暴につかんで顔を近づけた


「だが、美月だけはだれにも譲らない。譲るつもりもない」


パッと手を離すと、静かに行ってしまった