私は止めたが 間に合わなかった 「ねぇねぇ雪斗君!」 奈穂は雪斗に話しかけた 隣にはもちろん陸がいる 「雪斗君って好きな人とかいちゃったりする!?」 栞が自分の両指を重ね 聞いた その質問に 陸は俯いた ああー、聞いてしまったぁ… 私はなんだか罪悪感をかんじた 「えー、好きな人…?」 雪斗は軽く頭をかいた 「今は……いる…かな」 聞いた瞬間 奈穂と栞は雪斗に迫った 「え!?だれ!?だれだれ!?」 ただたんに聞きたいのか 期待してるのか… どっちなんだ?