ありえない彼氏

二人から、今やっていた数学の小テストを受け取り、答えあわせをしていく。


「ねぇ由香、休憩にしない?」


佳織が顔だけ上げながら言う。


時計を見ると、勉強会を始めてから1時間以上経っていた。



「…はい。休憩しよっか。」


二人にマルと解説を書いた小テストを返してから、カウンターの奥へ行く。


そこではお父さんが4人分の飲み物を用意してくれていた。


「おぉ由香。今用意ができたところだ。」


「ありがと、お父さん。」


作っておいたクッキーと一緒に、みんなのもとへ持っていこうとすると、すぐさま翔太が手伝ってくれた。