「なら、日本人でも店に入って、それも日本円で物が買えるのか?だから店の中に日本人がたくさんいたのか?」
「もちろん、そうよ。逆に教えて。北朝鮮の、その、外貨商店って何なの?」
「文字通り、外国の通貨でしか物を買えない店だ。大体米ドル、ユーロ、中国元だ。最近は日本円が使える店も出来た」
「じゃあ、北朝鮮の国民は入れないわけ?」
「いや、外貨を持っていれば共和国人民でも買い物は出来る。だが、共和国で外貨を持てるのは、軍でも将軍クラスとその家族ぐらいだから、俺なんかには無理だ」
「日本では外貨で払える店の方が珍しいわよ。韓国人だって中国人だって、現金で払うなら日本円に換えて日本円で払うのが普通よ」
「信じられん!だからパックントン円を廃止出来たのか……」
「いや、だから、それは最初からないって!」
「おや、しかしおかしいじゃないか。だったら外貨商店ではない普通の店では何を売っているんだ?たとえば、ほら、そこの店は中国語やハングルの看板がないから、日本人用の店なんだろう?」
「そうよ。じゃあ、入って見て来れば?」
ソンジョンは黙って大きく頷き、一人でその小さめの店に入り、たっぷり20分経ってから狐に化かされたような顔で戻って来た。手には乾電池のパックを一つ持っていた。彼は未だに信じられないという表情で美里に言った。
「どこの店も同じ種類の商品を売っているのか?それも値段もほとんど同じだった。君が言った通り、外国人の俺でも日本円で物が買えた……」
「もちろん、そうよ。逆に教えて。北朝鮮の、その、外貨商店って何なの?」
「文字通り、外国の通貨でしか物を買えない店だ。大体米ドル、ユーロ、中国元だ。最近は日本円が使える店も出来た」
「じゃあ、北朝鮮の国民は入れないわけ?」
「いや、外貨を持っていれば共和国人民でも買い物は出来る。だが、共和国で外貨を持てるのは、軍でも将軍クラスとその家族ぐらいだから、俺なんかには無理だ」
「日本では外貨で払える店の方が珍しいわよ。韓国人だって中国人だって、現金で払うなら日本円に換えて日本円で払うのが普通よ」
「信じられん!だからパックントン円を廃止出来たのか……」
「いや、だから、それは最初からないって!」
「おや、しかしおかしいじゃないか。だったら外貨商店ではない普通の店では何を売っているんだ?たとえば、ほら、そこの店は中国語やハングルの看板がないから、日本人用の店なんだろう?」
「そうよ。じゃあ、入って見て来れば?」
ソンジョンは黙って大きく頷き、一人でその小さめの店に入り、たっぷり20分経ってから狐に化かされたような顔で戻って来た。手には乾電池のパックを一つ持っていた。彼は未だに信じられないという表情で美里に言った。
「どこの店も同じ種類の商品を売っているのか?それも値段もほとんど同じだった。君が言った通り、外国人の俺でも日本円で物が買えた……」



