秋葉原へ着き、家電量販店の一つに入る。意外な事に、ソンジョンは所せましと並ぶ最新家電を見ても特に驚かなかった。
「最近は中国との国境の町あたりから、いろんな情報が入って来るようになった。南朝鮮や日本の金持ちがこういう物を日常的に使っている。それぐらいは俺も知っている」
美里は少しびっくりした。思わず聞き返す。
「へえ!北朝鮮って、情報鎖国しているとばかり思っていたけど」
「もちろん表向きは法律違反だ。だが、中国の朝鮮族経由で入って来る情報や品物を全部止めるのは無理だ。中国や南朝鮮の映画やテレビ番組のDVDだって見られる。もっとも見終わったらすぐに燃やして証拠隠滅するが」
しかし、支払いの段になってソンジョンは鳩が豆鉄砲をくらった様な表情になった。そして急に店の中をキョロキョロ見回し始めた。ソナが「黙ってろ」という合図で彼の足を踏みつける。
店から出て、また人気のないビルの物陰でひそひそ話を三人で始めた。ソンジョンの驚きの原因はこういう事だった。
「なぜ日本円で物が買えるんだ?」
ソナはわざとらしく「ハア」と大きなため息をついてそっぽを向いてしまった。仕方なく美里が相手をする。
「当たり前でしょ!ここは日本なんだから」
「だって、ここにあるのはみんな外貨商店じゃないか!」
そう言ってソンジョンはあちこちの店の入り口に掲げてある、韓国語と中国語のサインを指差した。
「俺は日本語はだめだが中国語は少しだけ分かる。俺は情報部員だから漢字の勉強も特別に許可されたからな。中国元や南朝鮮のウォンでだけ買い物が出来る外貨商店なんだろう?」
「ああ、そういう勘違い。そうじゃなくて、最近は韓国人や中国人がたくさん買い物に来るから、外国人でも買い物しやすいようにしてるだけよ」
「最近は中国との国境の町あたりから、いろんな情報が入って来るようになった。南朝鮮や日本の金持ちがこういう物を日常的に使っている。それぐらいは俺も知っている」
美里は少しびっくりした。思わず聞き返す。
「へえ!北朝鮮って、情報鎖国しているとばかり思っていたけど」
「もちろん表向きは法律違反だ。だが、中国の朝鮮族経由で入って来る情報や品物を全部止めるのは無理だ。中国や南朝鮮の映画やテレビ番組のDVDだって見られる。もっとも見終わったらすぐに燃やして証拠隠滅するが」
しかし、支払いの段になってソンジョンは鳩が豆鉄砲をくらった様な表情になった。そして急に店の中をキョロキョロ見回し始めた。ソナが「黙ってろ」という合図で彼の足を踏みつける。
店から出て、また人気のないビルの物陰でひそひそ話を三人で始めた。ソンジョンの驚きの原因はこういう事だった。
「なぜ日本円で物が買えるんだ?」
ソナはわざとらしく「ハア」と大きなため息をついてそっぽを向いてしまった。仕方なく美里が相手をする。
「当たり前でしょ!ここは日本なんだから」
「だって、ここにあるのはみんな外貨商店じゃないか!」
そう言ってソンジョンはあちこちの店の入り口に掲げてある、韓国語と中国語のサインを指差した。
「俺は日本語はだめだが中国語は少しだけ分かる。俺は情報部員だから漢字の勉強も特別に許可されたからな。中国元や南朝鮮のウォンでだけ買い物が出来る外貨商店なんだろう?」
「ああ、そういう勘違い。そうじゃなくて、最近は韓国人や中国人がたくさん買い物に来るから、外国人でも買い物しやすいようにしてるだけよ」



