縁隔操作(えんかくそうさ)

「いつもユリアの面倒を見て下さって、ほんとにありがとうございました」
 こっちに向き直った車椅子の女の子は、頭にかぶったゴーグル付きのヘルメットみたいな物を頭からはずし始めた。
「どんな男の子だろう?って、いつも考えていたんですけど……」
 ヘッドギアの下から現れたのは、俺と同い年ぐらいの少女の顔だった。彼女は天使のような微笑を顔中に浮かべて、俺に向かって言った。
「あなただったんですか。お隣さん!」