そして季節は冬・・・

俺たちは初めて二人で
クリスマスを迎えた。


「伊織、牛乳忘れてないか?」


「あっ、ホンマや!!
ごめん!!」


「じゃあ、俺買ってくるわ。」


俺が財布を持ち、行こうとすると、



「悠次、待って!!」


「えっ!?」


「はい、これ。」


伊織はそう言って
俺の首にマフラーを巻いてくれた。