俺は救急車を呼び
伊織が癌の手術をした
病院へと伊織を運んだ。


伊織はかなりの高熱があり、
軽い肺炎も起こしていた。
しかし処置が早かったため
大事には至らず、
点滴を射ち何とか落ち着いた。


伊織・・・


ベットに横たわる伊織、
その横で悠次は
じっと伊織の手を握っていた。


落ち着いてる伊織の顔を
じっと見つめる悠次。


伊織・・・


悠次は公園でのことを
思い出していた。



『悠次・・・
このまま死なせて・・・』


その言葉を思い出すと、
俺は涙が溢れてきた。