キミニアイヲ.

「どうなの!?その後、何か進展あった!?」


「特に何も…プライベートで逢うようになっただけで…」



莉子の一言に、ぱぁっと表情を明るくさせて更に食い付く雪音。



「プライベート!!??やったじゃない!!
夢のイケメン社長夫人まであと一歩ね!」


「いきなり夫人はないでしょ…。しかも勝手に人の夢を決めないでください」



なぜか自分以上に舞い上がっている雪音に、苦笑いしながら冷ややかな視線を送る莉子。


そんなことは気にせず、雪音は急に頬を紅く染めながら恥ずかしそうに少し俯いてみせる。