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翌日、莉子は朝から病院へ向かった。
楓の容態は依然として厳しいままで、綺麗な青白い顔は昨日と変わらない。
ICUで面会できるのは一日に三回、時間も一回につき30分しかない。
もう二回終えて、残りの一回──。
夕陽のオレンジ色に染まる病室で、莉子は楓の隣に座りその横顔を見つめていた。
「…楓はいつも人のことを驚かせるよね…」
ぼんやりと、独り言のように呟く。
「あたしに近付いた理由も、去年のクリスマスも、婚姻届だって……」
今までのことを思い出すと、ほんの少し口元が緩む。
「いつもあたしのことを考えてくれてた…。本当にありがとね」
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翌日、莉子は朝から病院へ向かった。
楓の容態は依然として厳しいままで、綺麗な青白い顔は昨日と変わらない。
ICUで面会できるのは一日に三回、時間も一回につき30分しかない。
もう二回終えて、残りの一回──。
夕陽のオレンジ色に染まる病室で、莉子は楓の隣に座りその横顔を見つめていた。
「…楓はいつも人のことを驚かせるよね…」
ぼんやりと、独り言のように呟く。
「あたしに近付いた理由も、去年のクリスマスも、婚姻届だって……」
今までのことを思い出すと、ほんの少し口元が緩む。
「いつもあたしのことを考えてくれてた…。本当にありがとね」



