キミニアイヲ.

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翌日。

夜勤の前に、部屋でのんびりしていると


ピンポーン……


またインターホンが鳴って、莉子は一瞬体を強張らせる。



──まさか、またあの男…?


静かにドアに近付いて、小さな穴から目を細めて外を覗く。



「……なんだぁ…」



ドア越しに髪の毛を手で整えながら立っている人物を見て、莉子はどっと肩の力が抜けるのを感じた。


安心してドアを開ける。



「はーい…」


「こんにちは、愛莉ちゃん♪」



金に近い茶髪のゆるふわの巻き髪を揺らしながら、眩しい笑顔でにっこり笑う女性。


彼女が唯一、莉子の部屋に訪れる人物だ。