キミニアイヲ.

──感謝してる。

本当に感謝してるよ。


たった数ヶ月でも、あたしのお腹の中にいてくれてありがとう。



だけど今は──…



「ごめ…んね……っ」


今は謝ることしか出来ない。



あなただけを死なせてしまって、ごめんなさい。


一人は寂しいよね…?


でも、あたしは一緒にそっちの世界に逝くことは出来ないの。



あたしは、もうここから飛び降りる勇気は無くなってしまった。


あたしの周りにある

あなたと同じくらい、大切でかけがえのない愛の存在に気付いたから。


あたしを必要としてくれる人がいるから──



「ごめんねぇ…っ!
ごめんなさい……!!」



莉子は母子手帳を胸に抱きしめながら、ただひたすら泣き続けた。