キミニアイヲ.

そして、また綺麗な二重の目を細めて微笑む。



「じゃあ、俺も一緒に死んであげるよ」


「……はぁっ!?」



莉子はギョッとして背筋を伸ばした。


──またこの男は何をわけの分からないことを……!?



「俺、いつ死んだって悔いはないし」


「何言って…!?見ず知らずの女と心中するつもり!?」


「あぁ。美人と一緒に死ねるなら本望だね」



──意味が分からないっ!!



開いた口が塞がらない莉子をよそに、男は涼しげに笑って肩を抱いてくる。



「別の場所に移動しよっか?自殺の名所なら他にいくらでもあるから♪」



──え゙ぇー!!本気っ!?