クリスマスが終わると、街は一気に年末モードへと切り替わる。 せわしく歩く人々に交ざって、莉子も足早にホテル街から離れた。 明るい駅の改札口の辺りまでやってくると、莉子は壁にもたれて深い息を吐いた。 「どうしよ……」 職場放棄してしまった。 でも戻る気なんてこれっぽっちもないし、事務所にも何と言ったらいいのかわからない。 とりあえず携帯を開く。 楓…… は今仕事中だろうし、会ったところでなんだかこの内容は話しづらい。 となると、他に助けを求められる相手は……