キミニアイヲ.

何気なくカウンターキッチンに来ると、莉子の目に美味しそうな料理が飛び込んできた。


テーブルに並べられたオードブルと、二人分の食器。



「えっ…?これ……」


「クリスマスらしく豪華にしようと思ってさ」


莉子の後ろでコートを脱ぎながら楓が言う。



「明日はピザでも作るかな〜。あ、それは莉子も手伝ってね」


「エッ!?これ楓が作ったの!!??」


「んー半分は出来合いだよ」


「それでもスゴイ…!!」


どうやら楓はオールマイティーらしい。



「少しは名誉挽回できたかな?」


目を輝かせていた莉子は、尊敬の眼差しを楓に向けてコクコクと頷く。