「これを見ろよ!」
楓は持っていた何かをテーブルにバンッと叩きつけた。
莉子も自然とそれに目が行く。
それは一枚の紙切れだった。
「離婚届だよ」
「──!?」
「母さんが死ぬ直前に、親父がサインしておいたものらしい」
そこには、夫の方はサインも印鑑も押してあり、妻の方だけ白紙の離婚届があった。
「親父は、兄貴と母さんの為に離婚しようとしてたんだ。二人の為に身を退こうとしてたんだよ!
その話を切り出そうとした矢先に母さんは死んだ…。
その離婚届はまだしまったままになってるって言ってたから探してきたんだ」
楓は持っていた何かをテーブルにバンッと叩きつけた。
莉子も自然とそれに目が行く。
それは一枚の紙切れだった。
「離婚届だよ」
「──!?」
「母さんが死ぬ直前に、親父がサインしておいたものらしい」
そこには、夫の方はサインも印鑑も押してあり、妻の方だけ白紙の離婚届があった。
「親父は、兄貴と母さんの為に離婚しようとしてたんだ。二人の為に身を退こうとしてたんだよ!
その話を切り出そうとした矢先に母さんは死んだ…。
その離婚届はまだしまったままになってるって言ってたから探してきたんだ」



