毅は煙草に火を点け、浅く吸って白い煙を吐き出す。
「楓に、麻薬取引のために女を捜して利用しろと命じたのは俺だ。
あいつは俺に逆らえないからな」
「──!」
莉子は『楓さんはお兄さんに協力している』と雪音が言っていたことを思い出した。
なぜ楓が逆らえないのか?
それはきっと、母を、毅が愛していた人を死なせてしまったという負い目があったからなのだろう。
「それだけじゃない。
ラブホを経営させて、その利益の半分をうちの組に渡すようにしたのも俺だ。
あいつはいつも何も言わないで俺の命令に従う。
…背くことなんて出来るはずないのだから当然だが」
毅は悪魔のような笑みを見せた。
「楓に、麻薬取引のために女を捜して利用しろと命じたのは俺だ。
あいつは俺に逆らえないからな」
「──!」
莉子は『楓さんはお兄さんに協力している』と雪音が言っていたことを思い出した。
なぜ楓が逆らえないのか?
それはきっと、母を、毅が愛していた人を死なせてしまったという負い目があったからなのだろう。
「それだけじゃない。
ラブホを経営させて、その利益の半分をうちの組に渡すようにしたのも俺だ。
あいつはいつも何も言わないで俺の命令に従う。
…背くことなんて出来るはずないのだから当然だが」
毅は悪魔のような笑みを見せた。



