二人の間に、穏やかな沈黙が訪れる。
そんな無言の時間も全く気にならなかった。
「パパ、ママ〜!見て!キレ〜イ!!」
突然背後から聞こえた子供の元気な声に、二人は同時に振り向いた。
毛糸の帽子を被った小さな女の子が、両親を見上げながら必死にキャンドルを指差している。
「うん、キレイだね」
「キレイなお星さま〜!」
「あーちゃん、あれはお星さまじゃないよ。お星さまはホラ、お空にあるんだよ」
「お空〜!きゃははッ!」
父親に肩車されて、とても楽しそうに笑っている。
莉子と楓も自然と顔を綻ばせて、微笑ましくその家族を眺めていた。
そんな無言の時間も全く気にならなかった。
「パパ、ママ〜!見て!キレ〜イ!!」
突然背後から聞こえた子供の元気な声に、二人は同時に振り向いた。
毛糸の帽子を被った小さな女の子が、両親を見上げながら必死にキャンドルを指差している。
「うん、キレイだね」
「キレイなお星さま〜!」
「あーちゃん、あれはお星さまじゃないよ。お星さまはホラ、お空にあるんだよ」
「お空〜!きゃははッ!」
父親に肩車されて、とても楽しそうに笑っている。
莉子と楓も自然と顔を綻ばせて、微笑ましくその家族を眺めていた。



