結果、佐山は調子を取り戻したけど遅すぎた。



52対63


佐山は負けた。


しかし彼は悔しそうな顔をしていない。


むしろどこか涼しげだ。


「佐山お疲れ。惜しかったね。」


「悪い早苗…明日からまた次のクラスマッチまで面倒見てくれ。」



「いいよ。いつまででも。」