「何でかな?」
いや、だから生物のとき見つめてたのは、そういう事なの!
「何でかなって思って、お前の目を見てた」
「…変わってるな、お前」
「…知ってる」
「好きだけどな、そういうの」
「え……!?」
――とかって、私の乙女のトキメキの前にバカは続けた。
「でも、白目、無いと困る」
「……なんで?」
「試合中さ、相手の目ぇ、結構見てる」
「そうなの?」
「敵の視線が次の攻撃を予想させる。ちょいホラ!」
バカは私の肩を取って、グイッと引き寄せた。
「な! ちょっ……!」
「見ろよ」
バカは私に顔を突き合わせて、目をギョロギョロ動かした。
「ほらな! 白目があるから、俺がドコ見てるか分かるんだろ?」
いや、だから生物のとき見つめてたのは、そういう事なの!
「何でかなって思って、お前の目を見てた」
「…変わってるな、お前」
「…知ってる」
「好きだけどな、そういうの」
「え……!?」
――とかって、私の乙女のトキメキの前にバカは続けた。
「でも、白目、無いと困る」
「……なんで?」
「試合中さ、相手の目ぇ、結構見てる」
「そうなの?」
「敵の視線が次の攻撃を予想させる。ちょいホラ!」
バカは私の肩を取って、グイッと引き寄せた。
「な! ちょっ……!」
「見ろよ」
バカは私に顔を突き合わせて、目をギョロギョロ動かした。
「ほらな! 白目があるから、俺がドコ見てるか分かるんだろ?」


