アメリアの名を聞いた時に、頭のどこかが急にクリアになったような感覚があった。

顕著な反応に、笑うしかない。

まるで自分の半分は眠り続けていたかのようだ。



 この世の女神を示せと言われたなら、迷わず指はそこを向く。

アメリアの姿が目に浮かび、なかなか消えようとしなかった。