早速付いてきてくれると言ってくれた理輝明と我が家へ



「夜分に申し訳ございません。」

理輝明は見た目とは裏腹に丁寧にうちのお父さんとお母さんに挨拶をした。


理輝明を見たお父さんは少し驚いていた。

娘がまさか見た目ヤンキー男子を連れて帰ってくるとは思いもしなかっただろう。

イケメンなんだけど…なーヤンキーだ。


友達と帰るとは先に連絡しておいたけど。




ダイニングテーブルに座り本題を切り出す。
人売りをした事、薬を渡したこと、登田組との関わり

そしてお父さん、お母さん、さーたん、おじいちゃん、おばあちゃんの事


さっき純龍の皆から聞いた事。


静かに聞いていたお父さんもお母さんの顔色も一切変わらなかった。


「私、抜け出したいの。」