｢何がそんなに、楽しいの？｣


私は、こんなモヤモヤした気持ちになったのに、なんで輝は笑ってるの？


｢葵が可愛いから。嫉妬とか、可愛いことしてくれるじゃん｣


嫉妬…
このモヤモヤが？

そうなんだ…
知らなかった…

でも…


｢むぅ…輝！ニヤニヤ嫌だ！｣


私はこんなに、ヤな思いしたのに…なんで、笑うのよ！

だから、ちょっと怒る


｢ごめん、ごめん。葵、許して？｣


私の頬に手を添えて、目線を合わせて謝る輝

そして…


｢…ﾝｯ｣


ゆっくり唇を合わせてきた

こんなことされたら…
許すしかないじゃない…