「お早う御座います、姫」 朝。 毎日同じ時間に起こされる。 休みなど関係ない。 時に、日付が分からなくなるくらい 祐菜は 毎日同じ事を繰り返していた。 「御機嫌よう、皆様」 いつからだろう。 自分で自分を 見失ったのは。