「・・・あら、王子。何か御用でも?」 あたしの部屋の前に立ちはだかる悪魔。 「いや。通りかかっただけですよ」 「そうでしたか。 皆様を収集していただけますか? 少々話が御座いますの」 「左様ですか。分かりました、スグ集めましょう」 そう言って片手を上げると サッと玲紀の側近が動いた。 いつも思うが・・・ 玲紀には勿体ない人材が側近に付いたものだ。