xxxFORTUNE




お日様であり、頼りになるお兄さんね!


さて、やる気も出てきたし料理を仕上げなきゃ。

ちらっと里音を見てから、満足して笑顔のまま作業を続けた。









「腹へったー」

「……何ですか、この料理の量は」



数十分後、完成した料理をテーブルに並べて全員を呼びに行く。

……前に、呼びに行くのが遅かったせいか数名が自らリビングにやってきた。



「愛琉さん、誠、お昼ごはんよ。
じゃーん!」

料理に向かって広げる両手。

テーブルにならんだ品々に、思わずよだれが零れそうになる。


予定であったオムライスに加え、その他諸々がキラキラと並んで。


「誰がこんなに食うって?」

いつも通り不機嫌な愛琉さんは、椅子に腰掛ける。


「食材の無駄でしょう。
残り物が増えるだけです」

続いて不満を口に、ため息をつく誠。



確かにお皿の数は、ものすごく多い。

食べたいものをと考え、作り出したらどんどん増えちゃったんだもの。