ー李雄視点ー

今日から、
電車と徒歩で
出勤する事になった。

理由(わけ)は
国光先生のせいだ……

まさか、家まで
来るとは思わなかった。

今は龍也の家に居候中。

そして今、
龍也と二人で
歩いて学校に向かってる。

「なぁ、龍也
今日も追いかけ
回されるのか?」

「でしょね」

最悪だ……

「まるで、あの頃の
私みたいですね」

ヤバッ

「悪い、嫌な事
思い出させたな」

「大丈夫ですよ」

話してる内に
学校に着いた。

「職員室、行くの嫌だな」

憂鬱だ……

「私がついてますよ
新庄君と途軒君もね。
だから、何かあったら
すぐに連絡して下さい」

「分かった」

二人で職員室に向かい
「おはようございます」
と言って入った。

国光先生は
まだ来てないみたいで
少しホッとした。

しかしそれは、
束の間の安堵にすぎない。