私たちは、チャペルの中に入ることができた。 「ここからは、普通の結婚式だ。」 陽斗さんはそう言うと、みんなが席に着く。 式場には、桜子さん、華乃が来てくれていた。 「佑月。お父さんと腕を組んでくれるかい?」 「あ…はい!」 安仁屋さんと腕を組んで、ゆっくりと…碧空に向かっていく。 恥ずかしい。 でも、嬉しい。 あんなに遠かった人が… 私を待ってくれている。 これは現実? それとも、夢? 私ほんとに…結婚するんだ。 そんな事を考えてるうちに、あっという間に碧空さんのもとへ。 _