「私、どうしよう」
今度こそ、ダメかな。
私たち。
嫌…そんなの嫌。
でも、私には碧空さんを追いかける力は残ってない。
ポタッ―――
自然に涙がこぼれる。
もう私…今日何回泣けばいいんだろう。
でも…悲しくて。
心の奥が、ツンと痛い。
「あれ〜アサカちゃん?安仁屋さんと一緒じゃないの?って……アサカちゃん…どうした?」
「はっ…春川さん…」
嫌だ。泣いてるとこ、見られたくない。
心の思いとは裏腹に、涙はどんどんこぼれてくる。
「と、とりあえず落ち着こ?あ…あそこにベンチあるから!ほら、行くよ!」
私は春川さんに連れられてベンチに座った。
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