勝手に話をすすめられ すぐそこにある空き教室へ コウキの後をついて入った。 「で、話したいことがあんだろ。」 壁に寄りかかりながら話を促す。 どうやら不機嫌さが顔に出てしまって いたらしい。 コウキが俺に謝ってから話し始めた。 サラが心配なんだ、この顔は許せ。 「なあ、 マラソン得意か?」 「は。」 意図がつかめない質問に拍子抜けした。