―――――――――― ―――――――― ―――――― 『板倉君』 『形梨さん!?』 登校途中の夏に声をかけたのは憐さんだった。 『どうしたんですか!? また事件ですか!? 字祢が行くなら俺も付いて行きますから!!』 はっきりと言い切った夏に憐さんは笑顔を向ける。 『安心した』 『え……?』 憐さんの一言に夏は目を見開く。