ガラガラッ 教室のドアを開けて中へ入った。 「まだ来てるよアイツ…」 「ってかまだ生きてンの?」 「早く死んじゃえばいいのに…」 いつも通りの言葉。 慣れたって言ったら嘘になる。 いつになったら終わるの? そう思いつつ、席に座ろうとした。 「あ…」 誰かの足につまずいた。 ドサァッ 派手に転んでスクバの中身が飛び出た。