「ちょっと!待てよ!」 後ろから声が聞こえた。 ゆっくり振り返る。 「…誰?」 「はやまるな!お、オマエには輝かしい人生があるはずだろ!」 私の問いを無視して、言い続ける。 「ないよ、そんなもの」 「とにかく、やめろ!死ぬな!」 死ぬな…? 「ふっ…」 私は吹き出した。