「…離れて!」 医者の指示で全員が 秀一から離れた。 「3、2、1…」 バンッ 良く、テレビとかで見る 電気ショックをしていた。 私はただ呆然としていた。 あれは…秀一? 目をつむり、鼻に管が たくさん付いてあった。 「何とか、意識あります!」 となりの心電図が かすかに波打っていた。 医者が一斉にその場を 離れた。 「秀一…」 秀一のお母さんが 秀一に駆け寄った。