秀一のお母さんは、 車椅子をたたんでから 部屋に入ってきた。 「さぁ、ご飯にしましょう。お父さん、手伝って」 秀一の両親は着々と 晩御飯を作っていった。 「外出許可3日でしょ?今日は家でゆっくりして…明日は…」 「明日はデート」 秀一はキッパリと言った。 「うん…!」 夏以来、 デートしてないしね。 私は久しぶりの デートに、ワクワク していた。