「待って」 キユががたっと ソファから立ち上がる。 「違うの、 あたし嬉しかったんだよ」 「・・・え?」 嬉し・・・って。 「馬鹿だよね、 言葉ひとつで興奮して でも、なんかさ、 シュンが 言ってくれたから 嬉しかったんだ」 キユの口から こんなに 純粋な言葉が出るなんて 思ってもなかった 「でも やっぱり れいただって居るし あたし そゆの分かんないし」 初日から 下着姿を見せつけた奴が 目の前で恥じらってる それが 妙に可笑しくて 俺はぷっと吹き出した