「女ってそう言うもんでしょ? 酔った勢いでしちゃったなら、 確認の前に覚悟とか、 いくらでもする事あるでしょうに」 カチッと、隣でライターを 付ける音がした。 「いい機会なんじゃないの? 水瀬くんの、その子への気持ち。 ハッキリ認めてみたら」 「・・・気持ち、ね」 メンソールの煙草の臭いが スーツに付く前に俺は部屋を出た。 「俺、営業」 「・・・いってらっしゃい」 ふっと櫻田が笑ったような気がした。 って言われてもな。 自分の気持ちなんか・・・ 分かりっこない。