声がないのなら


「俺も話していいか?」


私は小さくうなずいた。


「手話全ては分からなかったけど
マイが辛い気持ちは痛いほど分かった。


今は周りにいなくても俺を信じてくれ。」

「俺は前にバスケをしていたんだ。バスケは俺にとって唯一の取り柄だった。レギュラー早くとりたくて,毎日練習した。」

「やっとレギュラーで選ばれて
出れた試合に俺は負けたんだ。
俺が怪我をしたせいで負けてしまった。」
「仲間から色々と言われた」

「この時から俺は人と関わるのを
やめたんだ」