『私辛いんです。苦しいです。
だけど周りが怖くて、信じられなくて』
涙のせいでユウリの顔が見えない...
『…信じてもらえる人を求めようと
しても裏切られて、
私、愛されたい。信じてもらいたい。
幸せになりたい。
だけど、私が求めたら
愛されないし、信じる事も出来ないし
幸せにもなれない。』
『人を避けていたけど
やっぱり私,友達が欲しかった。』
『私が本当の私になったら嫌われるんです。私は私を演じてるんです。
嫌われるのが怖くて、、
でも嫌われちゃった』
『私、いなくなりたい』
…伝わったかな?
私はそっと顔をあげた。
その途端
ユウリの優しい眼差しと、温かい腕は
私を包み込んでいた。