あれから1年―



バスケの事なんてもう忘れた。
もう、思い出したくねぇ。



あれから俺はずっと1人だ。

その方が気を使わなくてマシ。
他人なんて邪魔なだけ。








朝からサボってた俺は誰もいない体育館裏倉庫に来た。

そこは日陰で涼しい場所だ。

最近俺は教室よりもココに来ていた。

バンバンッ

何だ?

少し立ち止まってみる。

中から女子数人の声が聞こえる。

「なんか言いなよねー」
「このブスッ」

なんだ?…
いじめ…か…

関わることに恐れた。


だから
俺は見てないフリをしてた。