やっとの場所に入れて 身を小さく縮める。 朝の電車はやっぱり窮屈だ。 他人との距離が狭すぎる。 …なんて窮屈なんだ。 私は白く曇ったガラスの先にある 海を見つめた。 綺麗。 その2文字に嘘はない。 世界は汚くて身動き出来ないほど 狭くて だけど ただ一つ変わらずに 居てくれる存在だ。