・・・どうする?
音楽室のドアの前
俺はそこにひとり立っていた
昨日、あんな態度をとってしまったから
少し入り辛い・・・
「あ、青くんっ」
後ろから声がした
昨日あったばかりの人物
そう、上総の好きな人・・・
「み、かわ・・・先輩」
ゆっくりと後ろを振り返る
いまは、会いたくなかったのにな・・・
「どうした?かずなら今日はちょっと遅れるぞ?」
「え・・・?」
「まぁ、丁度いい
お前と話がしたかったんだ」
「俺と、ですか?」
俺がそう聞き返すと
先輩は笑って顔を縦に振った
「時間がないならいいけど・・・」
「時間は、あります」
「じゃあ、なかにはいろっか」
先輩の言葉に俺は首を縦に振った
俺のそんな行動を見て
先輩は部屋の中に入っていく
その後ろについて、俺も中に入った
「話って・・・なんですか?」
「まぁ、あせるなって」
そう笑いながら
何故か先輩はピアノを弾く用意をしていた


